平城遷都1300年祭のキャラ作者がすごすぎる件

pandaman3852008-03-06

「かわいくない」「仏様に対する侮辱だ」など刺激的な批判が沸騰した「平城遷都1300年祭キャラクター」の名称募集。
http://www.1300.jp/mascot.html


パン玉も最初に見たときは思わず吹いたものの、まぁ、作者の籔内佐斗司さんは彫刻家だし、このキャラを専門である立体造形にすれば、たぶんいい線いくんじゃないかと思ってました。
http://www.uwamuki.com/j/indexJ.html


ところがこの作者さんが、これらの批判に対して真っ向から回答。ネット上で公開されました。その回答の内容に、深く感銘を受けた次第です。
http://www.uwamuki.com/j/1300qanda.html
「このマスコットに対する誤解を解き、たくさんのみなさまに受け入れて頂けることを願い、ひいては1300年祭が大成功になることを祈念して、敢えて公表」したというこの内容、アーティストとしての覚悟、自らの造形物への確固たる自信と愛情にあふれています。「25年間、プロの彫刻家として生活してきた自信があったから応募しました。また先にも書きましたが、こども時代から抱き続けている奈良に対する私なりの思い入れを込めて制作しましたので、いささかも恥じるところはありません。」


どんなものであれ創作物に対して、できたものを批判して「こんなものを作るな、作り直せ」というのはとても簡単だし、誰にでも出来る。また、そのような批判を受けて「すみません、じゃ、やり直します」と言うのも簡単なことです。でも「自分には確固たる信念があるよ。だから作り直さないよ。でも批判はちゃんと受け止めますよ」って、めちゃくちゃ潔くてかっこいい。籔内佐斗司さんの作品は今まで見たことが有りませんでしたが、機会があれば見に行きたいな、と思いました。


で、藪内氏のこの鹿男キャラクターを応援、のつもりで、パン玉も鹿バージョンアイコンを作ってみました(笑)Geek Face Generatorを利用しております。
http://geekface.blogdb.jp/