docomoの新ロゴを分析してみる

pandaman3852008-04-18

携帯電話業界で最近元気のなかったドコモがロゴを刷新するらしいです。新ブランドのスローガンは「手のひらに、明日をのせて。」らしいです。手のひらは太陽にすかしてみるものだと思っていたのですが、明日をのせられるのですね。


ということで、ロゴを分析してみました。こんなときに使えるのが「WhatTheFont」です。まずは「docomo」の部分。「d」はITC Ronda Boldの変形、「ocomo」の部分はIpointstarの変形のようですね。「NTT」の部分はHelvetica Cyrillic Boldが近そうでした。フォントを元にロゴを作るというのは、よくある作り方です。カラー(ドコモレッド)は『四版分解の近似色はC15%、M100%、Y80%。RGBの近似色はR204 G0 B51』らしい。


CMYKでこのドンピシャな色の指定と、平面的な作り込みからして、デザイナーがweb系の人でないことはたしかですね。今のところ不評なコメントが多く見られるのは、おそらくweb上での閲覧だからでしょう。印刷媒体ならさほど違和感はないかもしれません(違和感がなさすぎて、変わったことに気がつかない可能性もあります)。


docomoさん曰く「未来に向けた無限の可能性とヒューマンタッチ、安心感、信頼感を表現した、シンプルで親しみやすいデザインと考えています。」ということです。シンプルで親しみやすいとは思うんですが、一足遅れてきた感は否めないですね。この手のデザイン(全体的に丸っこい感じ)のブランドロゴが数多く出現したのは、5年くらい前だったんじゃないか、と。あと、パン玉的には「d」の右下の部分は、どうも気持ち悪いな〜