1800円の使い方(映画)

最近考えていること。1800円使うとして、映画を1本映画館で見ることと、レンタルで6本借りて家でDVD見るのと、さてどちらが豊かなんだろうか?もちろん、映画がもっと安くで見られれば映画館でたくさん見たい、とは思う。でも日本の映画業界はカカクカルテルを組んでて、映画1000円の日やレイトショーやレディースデーでもない限り、安くは見られないのだから仕方がない。


レンタルなら、それこそ何十年も前の映画を見れる。「2001年宇宙の旅」なんて41年も前の映画だけど、簡単に借りられて(しかも旧作なので105円で借りたよ!)家で見れた。41年前の人たちが今までなかったような画像を見て、めちゃくちゃドキドキして、これなんだ?って思ったその感情とは違うかもしれないけれど、41年前にこれか!すげ〜、訳わかんね〜とか、2001年を8年も過ぎた今の世界と比べてみたり、そういうのは感じることができる。だいたい、生まれてさへいない時代に作られた作品を見れるなんて、それだけですごいじゃないか。


でもやっぱ、映画館で見るのは、それはそれで感動したり、いろんな感情がわくわけで、「チェ」2部作は映画館で(しかも2本ぶっ続けで)見たけど銃撃戦が迫力ありすぎて、気分悪くなりそうなくらいだったし、たぶん「スラムドッグ$ミリオネア」とか「レスラー」とかこれから日本で封切り予定の映画はやっぱ、映画館で見たいなって思う。


結局たぶん、映画館で映画を見れて、古い映画や見逃した映画をレンタルで見れて、どちらも選択肢がある今は、きっと前よりは豊かなんだろう。で、カカクカルテルがなくなって、もっと安くなったら、映画館で見る機会だって増えてもっといいのだ。なのに映画業界の人たちは「ゲームやインターネットに客を取られた」とか「字幕を読みながら見るのがおっくうなんだろう」とか言ってて不思議だ。